営業部スタッフブログ
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土地の相続・・・考えたことありますか?

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こんにちは!

営業の太野です。

今回は、多くの方が経験するであろう『相続』のお話です。

『相続登記義務化』
今から25年くらい前までのバブル時期には「土地は持っているだけで値上がりする資産」として認識されている時代がありました。(私は子供の時ですが)

その後のバブル崩壊にて土地価格の下落により、購入時より安い金額でしか売れず、毎年税金が発生することも考えると「土地は試算より負債かも・・・」と変化していきました。

その影響かわかりませんが、相続で親世代から受け継いだ土地を登記しない人が増えております。
国土交通省の発表によると、九州の面積より広い土地が所有者が不明の状態とのことです。

これは流石にヤバイ!!と政府も動きました。
これからは「相続なんて知らない!」と思っている人もしっかりと準備が求められる時代です。

<土地の相続登記を義務化 所有者不明問題で法改正へ >
『法務省は8日、所有者不明の土地が増えている問題を解消するため、民法と不動産登記法を見直すと発表した。相続登記の義務化や所有権の放棄を認める制度の創設、遺産分割の話し合いができる期間の制限などが柱となる。』(2019年2月8日付 日本経済新聞)

2020年の臨時国会以降、義務になる予定です。

現在、相続登記は任意なので罰則はありません。
相続の書類を揃えるのも大変ですし、司法書士など専門家に依頼する事が多いですが、当然費用もかかります。
名義を変えずに放置されたまま、次の相続が起きたりすると法定相続人の数がどんどんどんどん増えて、だれが相続権をもっているのかわからなくなります。法改正により、期限を設け後回しにならないようになる予定です。

法改正に向けて検討されている主なポイントは次の4点です。

(1)相続登記の義務化
(2)所有権放棄の制度を創設
(3)遺産分割協議に期限
(4)相続財産管理人を土地ごとに選任

この中でも(2)の放棄ができるようになります。(今はできません)
高く売れそうな盛岡中心地の土地を貰えれば嬉しいですが、資産価値も全くない田舎の土地を押し付けられても困りますよね。詳しくはまだ決まっていませんが気になるポイントです!

以上、今回は短めで書いてみました!