営業部スタッフブログ
~今日も元気にエイ!エイ!オー!~ 2018年05月23日一覧 1ページ目

こんにちは。

今日も遊びに来て下さり、ありがとうございます。大倉です。



建築物の弱点の一つに、「動かしにくい」ことが挙げられると思います。

一度建築してしまえば、物理的に場所を動かすことはほとんど出来ませんし、できたとしても

相当なコストがかかります。(お城の修繕時に場所を移動させる、「曳屋」という方法ありますが・・・)

まず一回建ててしまえば、ほぼそこの土地に解体されるまで鎮座し続ける運命にあります。


住宅の場合も多分に漏れず、土地を購入して建築すれば、その場所をハブとして生活をしていくこととなります。


このような、すみかを定点とした定住生活に少しずつ変化ができました。



「住宅のモジュール化」

が最近話題になっております。



住宅にも、「個の時代」の流れは確実に押し寄せてきており、

個人個人のライフスタイルに合ったように「都度変えることができる」柔軟性が求められています。

例えば、大和ハウスの総合研究所では、2030年以降の住まい方のシナリオを検討しており、

「暮らしに合わせて必要な生活機能だけ持ち寄って、好きな場所に好きな形で移り住む事ができる」

住宅のあり方を検討し始めております。



ちょうど、タンスにおける本体と引き出しの関係を考えるとわかりやすいと思います。

タンスの本体が日本中のあちこちにあって、生活上移動の必要が出てきた時に、必要な引き出し(生活の機能=設備、内装など)

だけを持ち出して(トラックなどで運ぶ)、別の土地のタンス本体に嵌め込んで、新生活を始める。

また生活のフェーズが変われば、引き出しを取り替えたり、別の場所に引き出しごと移動したりできる。





まさに、住宅のモジュール化

このようにモジュール化が進んでいくと、移動コストが圧倒的に下がることで、

流動性が出てくるのではないかと思います。

そして、自動車がそうであるように、

住宅もモジュール化が進んでいくことで、生活のあり方も大きく変わっていくと思います。