営業部スタッフブログ
~今日も元気にエイ!エイ!オー!~ 2018年08月21日一覧 1ページ目

こんにちは。大倉です。
今日も営業部ブログに遊びに来てくださり、ありがとうございます。
今日は、「地域密着」、「お客様本位」のあり方について少し考えてみたいと思います。



スウェーデンのハンデルス銀行という銀行をご存知でしょうか。
北欧を代表するユニバーサルバンクの一角で、その規模は日本でいうところのりそなグループや三井住友銀行
のそれに匹敵します。(店舗数460以上、総資産42兆)
この、巨大銀行が経営路線の基本に据えているのが、「狭域密着路線」であり、その基本姿勢は
支店の活動範囲は、その町の教会の塔から見えるところまで」というスローガンに表れています。


商品を売るという発想ではなく、そのエリアの顧客との関係性を最重視しているとのことです。
その上で支店は、パソコン、スマホ、コールセンターを含む、同銀行のチャネルと顧客とをつなぐ拠点という役割を担っている。


そして、実績主義のボーナス制度はない。
実績主義のボーナス制度の導入は結局、顧客本位ではなく、銀行本位の融資ビジネスを助長させると判断しているからだそうです。
最近、日本では不祥事に喘ぐスルガ銀行が、融資実績連動のボーナス制度だったことが取り沙汰されているが、それとは好対照の発想ともいえます。
さらに、押し売りにつながりかねないとの理由で、いわゆる「キャンペーン」は行わないといいます。
ゆえに、自ずと融資増強などの計数目標は存在しないのです。

世界規模の巨大銀行がこのような、筋肉質なビジネスモデルとは一線を画す「地域密着型」のモデルを実践している点は、
少し奇妙にも思えます。どちらかといえば、地域の金融機関、とりわけ信用金庫や信用組合の考え方に近いのではないでしょうか。

そんな、規模と経営戦略が相いれないように感じてしまう同行ですが、実は超優良企業なのです。
ここ数年間資本収益率12%前後を維持しているといいますから、いうまでもなく、超優良行です。




量の計数目標がなくても、なぜそれが可能なのか。
顧客との関係性の深堀を徹底さえしていれば、顧客の方から様々な相談が寄せられる。
それはひとえに、「信頼」されているからではないでしょうか。


規模の話は置いておいても、このハンデルス銀行の例は大変参考になります。


「地域密着」を経営基盤の一部に据えてきた弊社ですが、昨年は北上アエルの開設、一関モデルの開設を行い、
さらには今年の秋には盛岡支店をオープンさせます。拡大路線を歩みつつありますが、「お客様本位」の姿勢は
一切崩すことなく、お客様にもっと信頼して頂けるように精いっぱい頑張っていきます。