こんにちは。大倉です。
今日も盛岡営業部ブログへの訪問ありがとうございます。
本日は、回転寿司業界で「一人勝ち」を続ける、回転ずしのスシローの記事を追ってみたいと思います。
●皿から10億件の情報収集 スシローが「データ活用すし屋」になっていた
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2112/14/news046.html
※出典;ITmedia news
そういえば、スシローといえば2021年9月期連結決済で最高益を出しました。
コロナ渦にもかかわらず、「中食」にいち早く注力した戦略が奏功したのかもしれません。
・スシローは日本に625店舗、韓国やシンガポールなど海外に64店舗を展開
・日本における年間の来客者数は約1億5700万人/1年に約16億皿
・レーンに隠したICリーダーで年10億件のデータ収集(基幹システムはSAP)
・店舗・オフィス部門のデータが全て一元管理されている
・結果、大幅なフードロス(廃棄の削減)につながる活用ができるようになってきた
実際に行く度、システマチックなサービス体験だなと感じてはいましたが、やはり結果も出ていますね。
テイクアウト一つとってもネット注文・決済で、予定時間に取りに行く。あとは、QRコードを読み取って
終わり。見事に待ち時間0分です。店舗に行っても、タブレットで一貫から注文でき、セルフ決済で完了。
当記事は、データ収集・活用の徹底によりフードロスにつながっている内容ですが、
単に廃棄を削減するには極論レーンに流さなければよいとなりますが、そうすると売上が落ちる・・・
機会ロスと廃棄ロスをどのようにバランスさせていくのか、その舵取りが難しいのだと思います。
いつ・誰に・何のニーズがあるのかを把握できるかが、勝負となるのでしょう。
翻って、私ども住宅供給の場にあっても、上記の「機会ロス」と「廃棄ロス」の課題はつきものです。
例えば、土地の仕入れですが、家は土地がなけれ建てられませんので、私どもは土地の仕入れにもリソースを投入しますが、
これは販売機会の創出と同時に、土地がお客様の需要に叶わない場合、在庫として残り、建築もできない可能性も上がることとなります。
業界問わず、「必要なものを、必要な時に、必要な量だけ」供給する、トヨタ生産方式でいうところの
「ジャストインタイム方式」をいかに実現できるかは課題ですね。
郊外・駅ナカ問わずに全方位的に攻めの姿勢を崩さないスシローから目が離せません。
最後になりましたが、私の好きなネタはイカ天です。以上。