今日も営業部ブログに遊びに来てくださりありがとうございます。
今回は昨今のアウトドアブームにあって、一過性の流行とは思えないほど堅調なキャンピングカー事情を
チラ見します。
●キャンピングカー保有台数 出典:日本RV協会「キャンピングカー白書2021」
このように、国内キャンピングカーの販売総額は直近10年間で約3倍になり、市場規模は急激に拡大しており、
累積保有台数は16年に10万台を突破してからも増加し続け136,000台に到達したというのです。
●キャンピングカー販売総額 出典:日本RV協会「キャンピングカー白書2021」
これは、コロナ禍ではじめて伸びたのではなく、コロナによって需要が加速化・可視化されたといえ、キャンピングカーを求める
もっと深遠な理由があるはずで、もっと長期的に捉えていく必要がありそうです。
さらに、いくつかの資料からキャンプやグランピングなど、様々なアウトドア業界の分野でアクティブ人口が年々増えているのがわかるのですが、
このあたりの背景を探る延長線上に、住宅に今求められている需要が詰まっているように感じられてなりません。
結局は、「疲れ」と「癒し」に着陸しそうですが、遊び、ムダ、余白、回り道、身体性・感受性の回復、不便さ、などがキーワードになりそうです。
資本主義の元、徹底的に経済合理性や効率性、便利であること、目的地に最速最短でいくことが善とされるデジタル現代、さすがに疲れてきたのではないか・・・
好むと好まざるに関わらず、このような時代を生きている私たちには、「ちょうどよい自然」(さすがに、熊や鮫に襲われる自然や、豪雪に怯える自然など「本気の自然」を求めているわけではない)を手軽に楽しみたい、癒されたい、もっとアナログで遠回りしながらゆるやかな時間軸で過ごしたい・・・きっとそんな本能的な欲求があるのではないか。
非常に興味深い話しなので、もうすこしちゃんと調べたいと思います。
私たちミレニアル世代以前の「旧来型のアナログ人間」はデジタル時代を棲家としつつも、アナログ的なモノを必須としているようにも思えます。
これが、「デジタルネイティブ」とも言われるZ世代以降では必ずしもそうではないかもしれませんが、いずれ、デジタルがネイチャーでない人たちは
アナログを求め自然や人との関わりを欲し行動するのはないでしょうか。
私には、アウトドアの盛り上がりが単なるブームとおもえません。
住宅の役割とは何か、どうあるべきか、なにができるかを考えるいいきっかけをもらいました。