工務の宮東です。
さて、今回のうんちく話は、階段の名称の一つである
「踊り場」についてお話したいと思います。
そもそも、踊り場というのは、どこの部分を話すかというと
踊り場は階段の途中に設けられた平らなスペース。という形になります。
イメージ画像としては
こういった平らなスペースになるかと思います
ここが踊り場という形になります。
では何故踊り場と言うのでしょうか?
元々、江戸時代までは、多くの日本家屋は平屋の建物がメインでした。
そのため階段の途中を表す言葉はありませんでした。
明治時代から西洋建築が建てられるようになってから踊り場という言葉が広がったと言われます。
では、踊り場という語源を探ってみると、ちゃんとした語源というのが
存在してないと言われています。
有力な設としては、明治時代という文明開化の時代です。その際に外交活動の一環として
舞踏会というのが開かれるという背景が一つあります。
明治初期の1877年にイギリスの建築家であるジョサイア・コンドルが来日して
現在の東京大学に建築学を教える様になって、そのコンドルが明治政府の依頼により、
ジョサイア・コンドル氏
本格的な西洋建築が広がったと言われております。
その踊り場が出来た時に、階段を折り返す際に女性のスカートが揺れ踊っている様に
見えたという説があるという事です。
明治時代は、外国人を招いて舞踏会を開いたという事を考えると
面白い説なのではないかと思います。
是非、皆様も踊り場で踊ってみてください。
今回はここまで!また次回にお会いしましょう。