皆様、こんにちは
現場監督 及川でございます。
本日は次回の続き
「検査項目➁」 配筋検査について
配筋検査とは鉄筋コンクリート基礎の工事において
鉄筋が正しく配置されているかどうかを確認する検査のことです。
鉄筋は図面通りに正しく並べていく作業を
配筋といいます。
そもそも鉄筋コンクリートとは❔ 👇(Wikipedia様より)
『コンクリートは圧縮力に強い反面、引張力には弱く、一度破壊されると強度を失う。
鉄はその逆で、引張強度が高い反面、圧縮によって座屈しやすいが
容易には破断しない粘り強さ(靱性)を持つ
この両者を組み合わせることで、互いの弱点を補い合い、圧縮力・引張力ともに高く、
多少の破壊でも崩壊しない強度が得られる。』
基礎は建物を支える部位であり、その中でも配筋検査は非常に重要な検査のひとつです。
基礎の配筋工事の現場をよく見てみると
2本の鉄筋が重なっている部分がたくさんあります
1本の鉄筋の長さには限りがあるため、基礎の端から端まで施工できないことが多く
複数の鉄筋をつなぎ合わせて施工していくことになります。
一般的に木造の住宅では、以下の図のように鉄筋を
●一定の長さで重ね合わせる(重ね継手)が用いられます。
配筋検査の立会い時には、この継手の位置と長さをチェックします。
この場合重ね継手は40dとなり以下のように考えます
dは鉄筋の直径であり、使用されている鉄筋がD13で直径は約13mm
継手長さは「40×13=520mm」となります
520mm丁度である必要はなく、これ以上の長さであれば問題ありません。
つづいて、
●「
かぶり厚さ」
コンクリートの表面から鉄筋の表面までの最短距離のことを「かぶり厚さ」と言います。
このかぶり厚さが不足した場合、基礎のひび割れが生じやすくなったり
鉄筋が錆びやすくなったりするため、構造耐力や耐久性という点において重要な検査項目です。
底盤については60mm以上、必要とされており、
コンクリートスペーサーを用いて、かぶり厚さを確保しています。
●基礎のコーナー部分
基礎の立上り同士を一体にするために
一方の立上りの水平方向の鉄筋をもう一方の立上りのコンクリート内に埋め込みます。
この鉄筋を埋め込むことを「
定着」といい
コーナーの補強筋を用いて定着を確保しています。
その他にも
YUCACOは基礎断熱工法ですので
外気と接する基礎部分は、基礎下部分と外周をすっぽりと断熱材で覆います。
断熱と断熱の間に隙間ができていないか確認をおこないます。
以上、配筋検査の一部をお伝えしました。
週末には大型連休が待っていますね。
リベストでは
連休中も家づくりフェスタ開催しております。
盛岡、北上、一関
各展示場へぜひご来場ください!!
本日はここまでです
失礼いたします