素材を楽しむ 18.11.27 五感・・・ 動物や人間が外界を感知するための多種類の感覚機能のうち、 古来の分類による5種類、 すなわち視覚、聴覚、触覚、味覚、臭覚を示します。 寿司は正に五感の醍醐味と言えるでしょう。 聴覚は感じられないものの、他の4つの感覚は伝わります。 我々が携わっている「住空間」にもこの五感は大事と言えます。 素材=テクスチャー 素材をフォーカルポイントにすると住空間に楽しみを与えます。 珪藻土の壁にブラケットライトを付け「陰影(視覚)」を楽しむ。 人造大理石の天板ではなく、あえてステンレスにする。 木材×ステンレスで視覚を楽しむ。 ビニールクロスではなくパルプを使用した「エコフリース」 不織布を使用し触感を楽しむ。 玄関タイルに磁器質ではなく唐松を使用する。 固定概念を覆し「視覚」と「触感」を楽しむ。 外壁にも異素材を組み合わせてみる。 鉄×木で「視覚」を楽しむ。 同じ空間に異素材の床を組み合わせる。 無節の桧とチークのオイル仕上げで「視覚」を楽しむ。 こちらも珪藻土の壁ですが、最終工程で「磨き」を掛けて 鏡のような平滑感を出しています。 珪藻土の機能性と表面の演出で「視覚」と「触感」を楽しむ。 こちらも珪藻土ですが、材料にガラスビーズを入れていて 照明が当たると、うっすらブラウンに輝きます。 寝室に設けた小上がりですが、布団の下は畳、縁の板間はチーク、全体の床はカーペット。 草×木×布 同じ空間に3種の異素材で「視覚」と「触感」を楽しむ。 と 住空間での「五感」には楽しむところが沢山あります。 今回載せた事例は全て「盛岡展示場アエル」で体感できます。 しかも宿泊体験可能なモデルハウスですので 「五感」を体感するにはもってこいです! ぜひ「五感」を楽しみにお越し下さい。 そんなテクスチャーマニアの 菊池がお伝えしました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー PS 盛岡展示場で「異素材」の組み合わせの中で 個人的に気に入っているポイントは・・・ ソファーの脚部です。 チークの床材に真鍮の金具。 オイルのマットな質感に、真鍮の艶が好きです。 ほとんど見えませんが一番のお気に入りです。