設計部スタッフブログ
~リベストらぼ~ 2021年02月05日一覧 1ページ目

寒い日が続いていますが、
住宅内をより均一に暖かく、
快適な空間作りを考えている川村です。
今日はYUCACOの断熱仕様の性能について・・・
 
UA0.○○と言う言葉は、家に関心を持たれている方なら、一度は聞いたことがあると思います。
UA値とは 壁体(床・壁・天井・窓 等)を通る熱移動の数値の合計を、
その壁体全部の面積で割った平均値のことを言い、
数値が小さいほど、断熱性能が高い住宅となります。
当社の標準の断熱性能(UA値)は0.24~0.26の住宅です。
 
国が推奨する現在の省エネ基準は、地域ごとに決められた数値があり、
北海道は1・2地域 UA値0.46以下
盛岡アエルがある地域は3地域 0.56以下 
北上アエル・一関展示場のある地域は4地域 0.75以下となっています。
この数値は、世界各国からは見れば決して高い水準ではありません。
 
当社YUCACOシステムの断熱は、より高い断熱基準を求め、
HEAT20(一般社団法人20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会)の
世界基準での上級グレード(G2)を標準としております。
つまり、岩手県の当社施工エリアで、国の省エネ基準より、3地域で2.1倍の断熱性能があります。


(各図はHEAT20 設計ガイドブックPLUS 引用)
HEAT20では断熱向上には2つのシナリオがあります

一つ目は ①省エネルギー効果

  
断熱性能の差はエネルギーの消費量が変わります。
上記の通り、G2グレードはH25年基準レベルの暖房エネルギーに比べ約40%削減のとなり、
電気代を抑えながら全館連続暖房が可能となります。
 
もう一つは ②室内の温熱環境性能の改善効果
 
  
H25年省エネ基準では暖房を止め6時間後20℃が8.6℃
G2水準では6時間後13.8℃となり、おおむね13℃を下回らない住宅が可能となります。
当社のYUCACOシステムの家は全館空調のシステムによる前に、
家そのものの断熱性能を十分に高めております。
 
参考 9℃:高齢者に低体温病が現れる温度(イギリス)
  13℃:冬期夜間において維持すべき最低温度(アメリカ:ニューヨーク州)
                  
リベストのYUCACOはこの断熱性能とYUCACOシステム(全館空調)を行うことにより各室の温度をほぼ一定にできる快適な住空間が作れます。
 
◇実際の2021年1月9日の実測データー各室の温度グラフです。
 (計測:AISEG2(パナソニック)使用  外気気温:気象庁ホームページより)
 
 今年は特に寒い日が多く、コロナの影響でお家時間も増える年末年始でしたが、
当社YUCACOシステムの家では、上記のグラフで解るように各室の温度変化が無く、
外気温にも左右されない住宅となっております。
 
是非、リベストのモデルルームに体感しに来て下さい。