設計部スタッフブログ
~リベストらぼ~ 2024年05月23日一覧 1ページ目

こんにちは
 
お久しぶりです遠藤です。
 
もうすぐ6月になり、夏も始まりますね。
 
今年の夏も猛暑が続きそうですが
いかがお過ごしでしょうか。
 

さて、今回のブログでは
そんな猛暑を振るう日射
の関係について
お話ししたいと思います。
 



住宅の窓は南側を大きくした方が
良いというのは
聞いたことがあるかと思います。

 
その理由は光が部屋にたくさん入って
明るくなるから、というのもありますが
もう一つ大きな理由があります。
 

それは冬場の日射の取得の為です。


南側の窓を大きくとると冬場の寒い時期に
太陽の日射を取り入れることが出来るので
部屋を暖める効果があります。

これは冬の暖房費を抑えられ、省エネになります。
 
でも、夏も日射が入って暑くなるのでは?
と思う方もいるかもしれません。
 
しかし、必ずしもそういうわけでは無いのです。
 

その秘訣は太陽にあります。
 

太陽は季節によって
日の昇る高さ(角度)が違います。
 
夏至(日の一番長い日) と
冬至(日の一番短い日)で比較してみると
このようになります。
 


 

こちらは夏至、春分・秋分、冬至の
1日の太陽の昇る図になります。
 
太陽の角度で見ると
夏至は約80°で
冬至は約30°になり、
およそ50°の差があります。
 
これを住宅の南側の窓に
当てはめるとこのようになります。
 
 
]

図のように冬は太陽の角度が低い為、
家の中に日射が多く入ります。

 
逆に夏は太陽の角度がある為、
大きな窓を南側に設けても
日射の入る量が少ない
です。
 
とはいえ夏も南から入る日射はゼロではないので
日射を少なくする工夫が必要になります。
 
 
例えば軒を出したり、
 
 
ブラインドを設けたり、
 
 
植栽を南面に設ける、なんてことでも
夏の日射を軽減できます。
(冬になれば葉が枯れるので冬の日射取得の
妨げにはなりません)
 
これらの例は一部になりますが
日射の活用に関らず、自然の力を活用した
住宅のプランニング方法は沢山あります。
 

弊社では様々な方法で
省エネ性の高い快適な建物を
ご提案させていただきます。
 

ぜひご相談ください。
 
以上、遠藤からでした。