冬でも夏でもエアコン1台で快適に。
高い気密性と断熱性を持った「YUCACO（ユカコ）」は、たった1台の家庭用エアコンで、1年を通して快適に過ごすことの出来る全く新しい発想の住まいです。
通常の住宅では、リビングや各居室ごとに冷暖房機器を設置する必要がありますが、建物全体が高い気密性と断熱性により守られたYUCACO（ユカコ）では、エアコン1台で家中の温度を一定に保つことが可能です。
2階の空調室には、エアコンのほかに全熱交換型換気装置も設置し、室外から取り込まれた空気を一度加熱・冷却後に、各所に設けた送風ファンにより各居室に送ります。
そのため、1・2階共に温度のムラが少なく建物全体を快適な温度に保つことができる理想的な空調システムです。
※夏場イメージ
※冬場イメージ
YUCACOは、外部から取り入れた空気を２階に設けられた空調室へ送り、そこで暖め（夏場は冷やされ）た空気がダクトを通って、各居室へ送られます。
そのため、１・２階の各居室だけでなく、廊下や水廻りまでも、家全体がムラなく一定な快適な温度に保たれます。
また、外部から取り込まれる空気は、室内に入る際に全熱交換型換気装置によって一度加熱・冷却されるため、エネルギー効率の良い冷暖房システムとなっています。
冬でも夏でも廊下やトイレまでも温度差がないことが一目瞭然。
暖冷房した空気をファンで送風することで、1・2階の空調と換気を確実に行い、家中の温度を一定に保ちます。
もちろん夏の猛暑にも対応。夏季に気流を感じない冷房の効き方はとても快適です。
YUCACOでは、熱交換率80％の超エコ熱交換気システムを標準装備しています。
熱交換気とは、換気の際、排気で一緒に排出してしまう熱エネルギーを、熱交換素子を介して回収し、外気をお部屋の温度・湿度に近づけて給気する方法で、たとえば、外気温が0℃、室内の温度が20℃だった場合、外気温を0℃のまま給気せず、16℃まで温めてから室内に給気することができます。
つまり、エアコンで余分な空気を暖めたり冷やしたりする必要がなくなり、冷暖房費の削減につながります。
春秋の室内外の温度差が小さいときは、給気風量はそのままで、排気風量を絞った運転で消費電力を抑えます。冬場は外気温が室内の温度より低くなり自然換気が増えます。換気システムによる換気量を減らして消費電力を抑えます。
室内に取り込む空気量を変えずに、排出する空気量を減らすことで、室内の空気圧が高まり、花粉や粉塵（PM2.5）の侵入を抑えられます。
夏の夜などは熱交換気をせずに、屋外の涼しい空気をそのまま取り込んで換気します。窓を閉めたままでも、夜の涼しい空気を感じながら眠れます。
環境・省エネルギー問題と震災により直面した日本のエネルギー問題。ご家庭内での無理のない省エネにより、エネルギー問題に制約されずに快適な住環境を創り出すことが出来ないだろうか。そんな想いから、リベストでは地域工務店としての使命を果たすべく、日本大学理工学部の皆様と共にYUCACO開発のための共同研究に取り組んで参りました。
その結果、高気密・高断熱の躯体性能と、換気と冷暖房を一体化させたシステムを併せ持つことでエアコン1台で全館空調が可能となる全く新しい省エネルギー住宅「YUCACO（ユカコ）」が誕生しました。
当社のモデルハウスにて、日本大学理工学部建築学科助教・井口先生と共同で、空気の流れ・風量・圧力差等の調査を実施し、その確かな性能を数値データの面でも裏付けを行いました。
Q設置するエアコンは特別商品なの？
Aいいえ。家電量販店でも販売しているタイプを設置しています。大きさは一般的な家庭のリビングへ設置するぐらいの大きさを1台、想定しています。（坪数の大きな住宅は2台になる場合もあります）
Qどうしてエアコン1台で家中暖かいの？
A断熱・気密性能を高めることでエネルギーの損失を極力下げて、エアコン1台の能力でも十分に家中暖冷房が出来るよう、計画的に空気を循環しています。YUCACOシステムで計画的に暖気をまわしているので、床暖房のような効果もあります。
Q夏場は涼風エアコンとして使える？
Aもちろん、全館へ涼風を循環させる事も可能です。クーラー病になるような直接的な冷気がお部屋に入ってくる訳ではなく、心地良いそよ風のような涼風運転になるので、快適に過ごしていただけます。
