住宅性能(構造)

地震に強い、リベストの「いい所とり工法」

住まいの骨格であり、建物の強度を大きく左右する構造躯体。
リベストでは、日本古来からの伝統的な在来軸組工法と、北米発祥で耐震性に優れたツーバイフォー工法の良いところを兼ね備えた「いい所とり工法」を全ての住宅に標準採用し、万が一の自然災害からご家族をしっかり守ります。

在来木造住宅

在来木造住宅の説明図
メリット
  • 柔軟な設計対応ができ、オリジナル性に富んだ間取り作成が可能
  • 将来の増改築をする際、他の工法に比べ制約が少ない
デメリット
  • 一般的にツーバイフォー工法の方が地震に強いと言われている
  • 工期が他の工法に比べて少し長い

ツーバイフォー住宅

ツーバイフォー住宅の説明図
メリット
  • 面で支えているので揺れの少ない構造になっている
  • 地震に強いとされている
デメリット
  • 間取りについての制限が多く、自由度に欠ける
  • 増改築が不可能ではないが、検討の際にたくさんの制約がある

2つの工法の良いところを融合

2つの工法の写真

通常の木造軸組工法に、外周部の全面を構造用耐力面材で覆い耐震性をアップ

リベストの「いい所とり工法」

「いい所とり工法」の構造の写真

地震に強い「いい所とり工法」の構造が完成、室内側からは、柱や梁が見えます。

「柱+筋かい」で支え、間取りの自由度の高い在来工法と、「構造用耐力面材」で支え、地震に強いツーバイフォー工法のどちらの良さも取り入れた次世代型在来壁工法です。

新しい地震対策「耐震+制震」

リベストでは住宅性能表示の耐震等級3を標準仕様としていますが、その耐震性能に更に建物の揺れを抑える「制震装置 Mamory(マモリー)」を加えた、新しい地震対策による「ご家族の生命を守る安心住宅」を提案しています。

日本最高レベル
「耐震等級3」

建物の強さを表す指標として、住宅性能表示の耐震等級があります。
最低の基準として建築基準法の範囲内を等級1、建築基準法の1.25倍の強さを等級2、建築基準法の1.5倍の強さを等級3として、3段階の耐震等級が設けられています。

性能
表示
等級
性能等級の概要

等級
3

阪神・淡路大震災相当の地震力の1.5倍の力に対して倒壊しない程度
■消防署や警察署等の防災の拠点となる建物の耐震性能

リベスト標準仕様

等級
2

阪神・淡路大震災相当の地震力の1.25倍の力に対して倒壊しない程度
■病院や学校等避難所となる建物の耐震性能

等級
1

阪神・淡路大震災相当の地震でも倒壊しない程度
■一般住宅の耐震性能

※耐震等級3には間取り制約が発生する場合があります。 ※間取りにより耐震等級3以下の等級となる場合がございます。 ※性能表示耐震等級3を取得するには別途申請費用が発生します。

揺れを吸収する装置
「Mamory(マモリー)」

揺れ幅低減率最大89%

地震は繰り返しやってきます。
熊本地震では倒壊した木造住宅のうち約90% が2回目の本震で倒壊しました。
1回目の揺れで耐えることができても、その後やってくる2回目、3回目の揺れに耐えられなければ建物は倒壊してしまいます。
Mamory(マモリー)は内部の特殊高減衰ゴムが地震の揺れを吸収し、建物の変形を抑えます。その揺れ幅の軽減率 は最大89%。
揺れを大幅に抑えることができることが実証されています。

比較実験の様子

熊本自信再現実験 比較実験結果

高減衰ゴムが地震の運動エネルギーを熱エネルギーに変換し吸収する

ゴムボールの比較 発熱する高減衰ゴム

同じ高さから、一般的なゴムのボールと、高減衰ゴムのボールを落としてみると、一般的なゴムのボールはよく跳ねるのに、高減衰ゴムのボールは全く跳ねません。高減衰ゴムが、運動エネルギーを熱エネルギーに変換し、吸収していることが分かります。

もちろん設計の自由度はそのままに

完全自由設計の住宅

コンパクトで施工性に優れ、 構造用面材及び筋交いとの併設が可能なので間取りやデザインを損ねることが少なく、完全自由設計の住宅に最適な制震装置です。

耐震効果は60年※メンテナンスも不要

完全自由設計の住宅

内臓されている高減衰ゴムは、60 年経過しても性能がほとんど変わらず、効果を発揮し続けることが確認されているので、安心して長くお住まいいただけます。 ※促進劣化試験の結果による(高減衰ゴムダンパー部分において)

面で支える「べた基礎工法」

建物を支える基礎部分には、地震に強いベタ基礎工法を標準採用しています。 コンクリート内部も鉄筋連結して家全体を床下からがっちり「面」で支えるので地盤強度不足を十分補えます。

リベストの「べた基礎工法」

リベスト採用のベタ基礎工法の図

従来の布基礎工法よりも鉄筋量が多いイメージ

従来の布基礎工法

従来の布基礎工法の図

従来の布基礎工法よりの鉄筋イメージ

安心の第三者機関による地盤調査

リベストでは、基礎工事の前に必ず第三者機関による地盤調査を実施し、全棟に地盤保証をつけています。目視では確認できない地盤の強さを、深層部まで調査することから丈夫な家づくりは始まります。

地盤調査の実施

地盤調査の実施

第三者機関による地盤調査報告書

第三者機関による地盤調査報告書

北国岩手の冬を快適に過ごせる断熱・気密性能

家庭用エアコン一台で家中まるごと冷暖房する家は、断熱・気密性能が違います。

家全体を、たった一台の家庭用エアコン一台で賄うためには、建物全体の断熱性と高い気密性が求められます。
そこで「YUCACO(ユカコ)」では、様々な断熱・気密工事を行うことで、国が定める「省エネ基準」の基準値をも上回るUA値(外皮平均熱貫流率)を実現しています。

  YUCACO(ユカコ) 省エネ基準
UA値(外皮平均熱貫流率) 0.28w/m2k(約1/2) 0.56w/m2k 地域区分3
0.75w/m2k 地域区分4

上記数値は目安となります。建物プランなどの諸条件により数値は変動します。

基礎断熱

外気と接する基礎部分は、基礎下部分と外周をすっぽりと断熱材で覆います。さらに基礎気密パッキンを使うことで基礎と土台の間も気密することで、外部の冷気が基礎を通じて床下へ入ることを防ぐだけでなく、室内を循環する暖かい空気が床下で冷やされることも防ぎます。 また、このような徹底した基礎断熱を施すことにより、1階床下空間も室内と同じ空気環境が実現されるため、食品庫などの多目的な収納スペースとして活用することも可能になります。

基礎下断熱

基礎下断熱

基礎外断熱

基礎外断熱

基礎気密パッキン

基礎気密パッキン

1階床下空間を利用した食品庫

1階床下空間を利用した食品庫

壁断熱

建物の内側・外側からもW断熱

建物の外側からもW断熱

YUCACOでは、断熱性能を高めるために、壁体内の高性能グラスウールに加えて、建物外周壁を断熱材で覆うことで、熱ロスを徹底的に無くしています。

壁・天井気密シート

壁・天井気密シート

壁・天井はさらに気密シートで隙間なく覆われます。これにより気密性が向上。壁内への湿気の侵入を防ぎ、熱を外に逃がしません。

天井屋根裏断熱

天井屋根裏断熱

天井面は凸凹が激しいので吹き込み式の断熱材を使用ています。

トリプルガラスサッシ

トリプルガラスサッシ

ペアガラスよりも更に断熱性能の高いトリプルガラスサッシを採用しています。2重の中空層には空気に比べて熱伝導率が低いアルゴンガスが封入されています。また、フレームに熱が伝わりにくい樹脂素材を使用することで、室外の寒さを室内に伝えにくくし、暖かさを逃しません。